■ダークインパクト組立て講座■
最新キット、ダークインパクトの組立てを、
ホビーボックスのニューフェイス、ひるえもんが解説。
次世代4WDレーシングバギーを作ってみよう!
ホビーアミューズメントスペース、540サーキットで、
入荷したばかりのDF03ダークインパクトを製作します。
前作のDF02シャシーから、大きくレベルアップしたマシンのデザイン。
ブラックのイメージカラーが精巧な印象を与えます。
これがキットに入っているパーツの全てです。
部品点数も多く、じっくり時間をかけて作りたいところ。
細かいビス類は、小皿に分けておくと便利です。
組立てにはプラスドライバー、ニッパー、カッター、ラジオペンチ、
タイヤ瞬間接着剤、ボディ塗料のほかに、2.5ミリピンバイスが必要です。
タイヤはハイデンシティスパイクタイヤのノーマルタイプが付属。
モールドインナーも付属します。
オプションのハイデンシティスパイクタイヤで、
さらにグリップ力を高めることも可能です。
最初はリアボールデフから製作開始です。
部品を説明図の指示にあわせて組み立てます。
スラストベアリングにセラミックグリスを使用し、
デフを調整するキャップスクリューは破損防止のため、
全体的にモリブデングリスを塗っておきます。
デフのネジはいっぱいまで締めてから、4分の3回転戻します。
キットにはシムが付属しているので、忘れずに装着しておきます。
デフやカウンターギヤ、ベベルギヤにも使用します。
デフにベアリングとシムを取り付けて完成です。
ギヤ表面に歯ブラシでセラミックグリスを均一に塗ります。
リヤギヤケースにボールデフをセット。
タッピングビスで固定します。
カウンターギヤやベベルギヤをセットします。
ダークインパクトのギヤはモジュールが細かく、
駆動効率がアップしています。
カウンターギヤはスチール製で耐久性を高めています。
スパーギヤは05モジュールです。
取り付け部分にピンの切り欠きがある専用タイプ。
キットには2種類のスパーギヤが付いていましたが、
説明図ではもう片方のスパーは不要部品と指示されています。
枚数が多いので、おそらくハイパワーモーター用なのでは?
ユニークなボディマウント。
ギザギザの部分をカットして、高さを調整します。
完成したギヤケース。非常にコンパクトにまとめられ、
回転部分もスムーズです。
ダンパーステーの組立て。
念のため、ピロボールにネジ止め剤を塗っておきました。
サスアームのシャフトを固定するEリング。
取り付けにくいので、Eリングセッターがあると便利です。
リヤアップライトは小型軽量サイズ。
ピロボールの取り付け位置は3箇所選べます。
ベアリングは強度を重視して、スタンダードな1150です。
アッパーアームやドライブシャフトを取り付けてリヤ周りは完成。
シャシーとドッキングして、徐々にカタチが出来上がっていきます。
フロントもボールデフを作ります。
リヤ同様、デフグリスをたっぷりと盛ります。
バギーはデフへの負担が多いので、グリスは多目が理想的。
フロントデフの完成。
フロントはリングギヤ形状になります。
ベベルピニオンと一緒にギヤケースへ収めます。
ベアリングの場所や、パーツの取り付け位置を間違えないよう、
説明書をよく確認して組み立てます。
ギヤケースの注意ポイント。
普通のビスとタッピングビスの位置がそれぞれ違うので、
説明図で使用するビスと位置を確認しておきます。
ダンパーステーを取り付けて、ギヤケースの完成です。
ステアリングワイパーの取り付け。
シャフト部分にグリスを薄く塗っておきます。
ここもパーツの向きを間違えやすいポイントです。
後で直すのは大変なので、今のうちに正確に作ります。
ギヤケースとプロペラシャフトをシャシーに組み込みます。
プロペラシャフトはフロントギヤケースへまっすぐジョイントされています。
アップライトとCハブの合わせ目にバリがあるので、
カッターで修正します。
ステアリングが重いと感じたら、ここを加工します。
サスアームを取り付けて、フロント周りの完成です。
ホイールハブを通すピンは、脱落防止のためネジ止め剤で固定します。
ホイールハブを装着しました。ここにタイヤを取り付けます。
ダンパーの組立て。
バリはカッターで丁寧に取り除きます。
バリがあると、サスペンションがうまく働きません。
シリンダーケースの外側にもバリが残ります。
スプリングに引っかかるところなので、
ここも忘れずにバリを取ります。
フロントバンパー。ほとんどギヤケースをガードしているだけですが、
このことでジャンプの着地で、タイヤが先に地面につきます。
リヤバンパーも超小型。
リヤから着地しても、安定します。
バッテリーは下側から交換するスタイル。
フロント部分からシャフトを抜くとバッテリーが外れます。
シャシー剛性は、ロール方向(横方向)にほんの少し柔軟性を持たせ、
ピッチング方向(縦方向)はガッチリしています。
これで車体は完成。
あとはRC装置を組み込んで、ボディ塗装で仕上げです。
組立て時間は約5時間くらいかかりました。
あとはオフロードでおもいっきりダークインパクトを走らせよう!
異次元の走行性能をぜひ体感してください。
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